毒素感傷文

院生生活とか、読書の感想とかその他とか

読書

読書感想文『この宇宙の片隅に』『オンラインデートで学ぶ経済学』

読書感想文というよりは「読書をきっかけに繋がる思考」についての文章です。 この宇宙の片隅に ―宇宙の始まりから生命の意味を考える50章― 作者: ショーン・キャロル,松浦俊輔 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2017/11/27 メディア: 単行本(ソフトカバー…

100冊読破 5周目(11-20)

1.時間の非実在性(ジョン・エリス・マクタガート) 時間の非実在性 (講談社学術文庫) 作者: ジョン.エリス・マクタガート,永井均 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/02/11 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る 時間論「のみ」をあまり…

100冊読破 5周目(1-10)

1.不道徳な見えざる手(ジョージ・アカロフ) 不道徳な見えざる手 作者: ジョージ・A.アカロフ,ロバート・J.シラー,George A. Akerlof,Robert J. Shiller,山形浩生 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2017/05/12 メディア: 単行本 この商品を含むブ…

もっと気になる人のためのおすすめ10選(301-400の中から)

お待たせしました。今回はちょっと題名を変えて、「もっと気になる」あなたへのおすすめ。どんなジャンルなのか、どんな方におすすめなのかも書いていきます。あまりにも読みづらい本は基本的にいれていません。どれもこれも、読んで考えるのはどちゃくそ楽…

100冊読破 4周目(91-100)

1.2.ニクラス・ルーマン講義録:システム理論入門<1>社会理論入門<2>(ディルク・ベッカー) システム理論入門―ニクラス・ルーマン講義録〈1〉 (ニクラス・ルーマン講義録 1) 作者: ニクラスルーマン,ディルクベッカー,Niklas Luhmann,Dirk Baecker,土方…

400冊読了記/100冊の中からオススメ10選(301-400の中から)

半年近くかけて、今回の100冊を読み終えました。恒例の万人に向けてオススメしたい10選と読後日記、記事を変えて「ヘンなのが好きな人のための」オススメ10選を書きます。

100冊読破 4周目(81-90)

1.教養としての経済学(一橋大学経済学部) 教養としての経済学 -- 生き抜く力を培うために 作者: 一橋大学経済学部 出版社/メーカー: 有斐閣 発売日: 2013/02/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (6件) を見る いい本です 専門的内…

100冊読破 4周目(71-80)

1.哲学の密かな闘い(永井均) 哲学の密かな闘い 作者: 永井均 出版社/メーカー: ぷねうま舎 発売日: 2013/03/12 メディア: 単行本 クリック: 19回 この商品を含むブログ (6件) を見る 大衆誌に寄稿したものから、論文の内容を改変したものまで。最初は倫…

100冊読破 4周目(61-70)

今回はシリーズものばかり読んでいたので、まとめて書いていこうかなあと思います。 ミネルヴァ書房「講座ケアー新たな人間-社会像に向けて」シリーズ全4冊 1冊目の、「ケアとは何だろうか」だけ読んでいません(すみません) 1.ケアとコミュニティ:福祉・地…

100冊読破 4周目(51-60)

1.ジンメル社会学を学ぶ人のために(早川洋行、菅野仁) ジンメル社会学を学ぶ人のために 作者: 早川洋行,菅野仁 出版社/メーカー: 世界思想社 発売日: 2008/10 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 3回 この商品を含むブログ (4件) を見る ジンメルその…

100冊読破 4周目(41-50)

1.解明される意識(ダニエル・デネット) 解明される意識 作者: ダニエル・C.デネット,Daniel C. Dennett,山口泰司 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 1997/12/01 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 108回 この商品を含むブログ (39件) を見る 解明され…

100冊読破 4周目(31-40)

1.ヘーゲルと現代思想(寄川条路) ヘーゲルと現代思想 作者: 寄川条路 出版社/メーカー: 晃洋書房 発売日: 2017/05/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 短い本だったけど面白かった。哲学のことをなにも知らなくても、何冊か読めば必ずヘー…

100冊読破 4周目(21-30)

1.隷従への道ー全体主義と自由(フリードリヒ・ハイエク) 隷従への道―全体主義と自由 作者: フリードリヒ・A.ハイエク,Friedrich A. Hayek,一谷藤一郎,一谷映理子 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1992/07/19 メディア: 単行本 購入: 5人 クリック: …

読書についてーわたしの本の歩き方

100冊読破というチャレンジをはじめて1年半になりました。冊数を目標としているわけではないのですが、やはり始める前と後では随分思考の様式が多彩になったし、学問を面白いと感じられるようになったと思います(そういう本を選んで読んでいるからですが)…

100冊読破 4周目(11-20)

1.人にやさしい医療の経済学 ―医療を市場メカニズムにゆだねてよいか(森宏一朗) 人にやさしい医療の経済学 ―医療を市場メカニズムにゆだねてよいか (現代選書24) 作者: 森宏一郎 出版社/メーカー: 信山社 発売日: 2013/12/26 メディア: 単行本(ソフトカ…

100冊読破 4周目(1-10)

1.京都の平熱―哲学者の都市案内(鷲田清一) 京都の平熱――哲学者の都市案内 (講談社学術文庫) 作者: 鷲田清一 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/04/11 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (13件) を見る 鷲田教授、京都の都市解説ときけば読まざる…

100冊読破 3周目(91-100)

1.ひとはなぜ服を着るのか(鷲田清一) ひとはなぜ服を着るのか (ちくま文庫) 作者: 鷲田清一 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2012/10/01 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (6件) を見る 相変わらず好きで一気に読みきりました。こ…

300冊読了記/100冊の中からオススメ・超絶コアなオススメそれぞれ9選(201-300の中から)

300冊読了記 前回200冊読了記から半年と半月、300冊目を読み終えることになりました。 前回との大きな違いといえば、臨床3年目を迎えるにあたって大学編入をして心理学を学び始めたことでしょうか。もっともそれらを学んだところで、わかっているとは到底い…

100冊読破 3周目(81-90)

1.法のデザイン—創造性とイノベーションは法によって加速する(水野祐) 法のデザイン?創造性とイノベーションは法によって加速する 作者: 水野祐 出版社/メーカー: フィルムアート社 発売日: 2017/02/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含む…

100冊読破 3周目(71-80)

1.僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書) 作者: 山中伸弥,羽生善治,是枝裕和,山極壽一,永田和宏 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2017/02/24 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見…

100冊読破 3周目(61-70)

1.<ひと>の現象学(鷲田清一) <ひと>の現象学 作者: 鷲田清一 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2013/03/21 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (8件) を見る みなが貧しかった時代には、家族や地域に、柳田國男のいう「共同防貧」の…

ハッチの組織論を読む

組織論については結構いろんな本を通して考えてきたような気がするけれども、この本がいちばんいろんな角度から検討されていてなおかつ実用的であったと思います。ほとんど教科書みたいな本なので(というか教科書なのでしょう)、読みたいところだけ読んで…

100冊読破 3周目(51-60)

1.現代社会の存立構造(真木悠介) 現代社会の存立構造 作者: 真木悠介 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1977/03 メディア: 単行本 クリック: 3回 この商品を含むブログ (7件) を見る 2014年に、この本を解読する本が発刊されているようである。社会学…

100冊読破 3周目(41-50)

1.ハイエクの政治思想―市場秩序にひそむ人間の苦境(山中優) ハイエクの政治思想―市場秩序にひそむ人間の苦境 作者: 山中優 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 2007/03/09 メディア: 単行本 クリック: 15回 この商品を含むブログ (18件) を見る 『市場原…

100冊読破 3周目(31-40)

1.日本のメリトクラシー 増補版: 構造と心性(竹内洋) 日本のメリトクラシー 増補版: 構造と心性 作者: 竹内洋 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売日: 2016/12/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 日本の学歴社会についての構造の解析。…

100冊読破 3周目(21-30)

1.差異と欲望―ブルデュー『ディスタンクシオン』を読む(石井洋二郎) 差異と欲望―ブルデュー『ディスタンクシオン』を読む 作者: 石井洋二郎 出版社/メーカー: 藤原書店 発売日: 1993/11 メディア: 単行本 購入: 5人 クリック: 36回 この商品を含むブログ…

読書について―1年間の読了記

年度が終わる、まだ本を読んでいる。 1年のおわりに この1年間で読んだ本が200冊を超えた。226冊。厳密にいうなら、あと2-3日ほどの間にもう2冊くらい読む気がするのだけれど、まあ誤差の範囲内ということでかまわないだろう。専門書や雑誌を除いてこの数…

100冊読破 3周目(11-20)

1.精神について―ハイデッガーと問い(ジャック・デリダ) 精神について―ハイデッガーと問い 作者: ジャック・デリダ,港道隆 出版社/メーカー: 人文書院 発売日: 1990/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 討論を、たとえもうすでにとても遅く…

100冊読破 3周目(1-10)

1.「ものづくり」を変えるITの「ものがたり」―日本の産業、教育、医療、行政の未来を考える(廉宗淳) 「ものづくり」を変えるITの「ものがたり」―日本の産業、教育、医療、行政の未来を考える (クオン人文・社会シリーズ) 作者: 廉宗淳 出版社/メーカー: …

100冊読破 2周目(91-100)

1.いのちの生成とケアリング:ケアのケアを考える(丹木博一 いのちの生成とケアリング: ケアのケアを考える 作者: 丹木博一 出版社/メーカー: ナカニシヤ出版 発売日: 2016/10/30 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ケアワーカー、それも学生向け…