毒素感傷文

院生生活とか、読書の感想とかその他とか

2022-01-01から1年間の記事一覧

100冊読破7周目(31-40)

1.墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便(飯塚訓) 新装版 墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 (講談社+α文庫) 作者:飯塚訓 講談社 Amazon 山崎豊子『沈まぬ太陽』を読んだことがないのにまた御巣鷹山の航空機事故の手記を読んでしまった(なぜなのか)。本…

何かがズレている育児日記

それ自体をタイトルにする意味ある?(もう少しまともなタイトル書けよ) 産後の話(仕事など) 産後7ヶ月くらいから以前の仕事(非常勤なので週2日しかない)をやろうとしていたら、なんと3ヶ月の時点で声がかかった。 大学の補助業務なので肉体的な負荷は…

100冊読破7周目(21-30)

1.影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく(ロバート・チャルディーニ) 影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく 作者:ロバート・B・チャルディーニ SBクリエイティブ Amazon 社会に大きなインパクトを与えた『影響力の武器(1991)』の後継本…

特に理由のない不安について

根拠のない予期をすることがある。最近(ここ数年)頻繁なものだと、「外出先でトイレに入ると個室で人が倒れているというシミュレーションをする」というもの。 まったくわけがわからない、理屈なしに直感的に「それ」が起こるような気がするのだ。喫茶店で…

GRが壊れてGRを売ってGRを買った話

カメラの話なのに写真は一枚も出てきません。 この記事の要約: GRⅢxを買った。以上。 この記事の前提知識: GRシリーズはRICOHが出している、いわゆる「高級コンデジ」の一種である。 GRシリーズには特徴がある。 ①とても軽い(バッテリー込み300g未満) ②…

日記 / 君を乗せて

おもちゃのオルゴールが、ジブリの有名なあの曲を流してくる。たくさんの灯が懐かしいのは、そのどれかひとつに君がいるから。どれにもいるから困るんだよなあ。記憶の容量は限られているのに、絶対にすべてを覚えてはいられない。 いつか懐かしむなんてこと…

小さな空間について

1ヶ月前に出産をした。 最近、行政のサービスを利用して産後ケア施設にショートステイをした。1泊2日を3回の予定で、ひとまず初回が終わったところだ。 私には、世に言う不仲などというほどではないとはいえ、実の親との間に多少の緊張関係がある。この親に…

100冊読破7週目(11-20)

1.職業としての学問(マックス・ヴェーバー) 職業としての学問 (岩波文庫) 作者:マックス・ウェーバー,尾高 邦雄 岩波書店 Amazon 自己を滅して専心すべき仕事を、逆になにか自分の名を売る手段のように考え、自分がどんな人間であるかを「体験」で示してや…

【最終回まとめ】放送大学大学院修士全科生生活Vol.12

口頭試問が終わりました(お疲れ様でした)。 試問が終わったことに関して特に何か改めて書くことがあるわけではないのですが、たまに人から訊かれることのあった就労と院生生活のバランスについて2年間のまとめを書いておこうと思います。 私はM0(大学院入…

人間を作るということ3: メンタル崩壊

喉元過ぎれば熱さを忘れるとはよくいったもので、今や激しい苦しさは忘れつつあります。しかし、今も不妊治療を続けておられる方の書き込みや胎児・乳児を亡くされた方のブログなどを読むと容易に涙が出ますし、コウノドリのようなエピソードを読んでもやは…

人間を作るということ2: 仕事・院生生活とのバランスについて

前回は「そもそも不妊治療とはなんぞや」ということについて書いていたので、今回は実際に私がとったバランスとスケジュール調整を備忘録がてら書いて行こうと思います。前回と違ってあまり誰のためでもありませんが、後から振り返って書いてみると大学院生…