毒素感傷文

院生生活とか、読書の感想とかその他とか

日記

才能のなさについて

ブログのネタを捻り出そうとしたら天からの声(フォロワーからのリプライ)が聞こえたので書く。 仕事のセンスがない話 特にお題を設けたわけでもないが、この春から私はまた臨床に戻った。臨床といっても病院勤務ではなく在宅…我々の臨床でいう「在宅」は在…

授乳。この摩訶不思議な営み

2週間ほど前、1歳6ヶ月にして息子の授乳(母乳育児)を終了した。とはいえ、純粋な栄養または水分としての母乳は、1歳を過ぎたころくらいからあまり必要ではなかったように思う。 以前電動搾乳機についてあまりにも熱すぎるレビューを書いたことがあることか…

幸福の内実に関して知らん: 社会人生活はちねんめ日記

とかなんとかいうタイトルつけておいて、ただのメンタル疾患もち看護師のらくらキャリア録。需要があるかどうかは知らん。 ちなみに元ネタはマルティン・ゼールの『幸福の形式に関する試論: 倫理学研究』です。 熱い風評被害ですみません、内容は関係ありま…

2022(前後)本以外で買って良かったもの

自分はあまり物にこだわりのある方ではありません(と、思っています)。大体は自分の都合とメリットデメリットに合わせて商品を選ぶので、個人の(それも当該年度など区切られた期間の)レビューを参考にしたことがあまりなく、つまりこういった記事の意義…

母親になって後悔、してますか?

母親になって後悔、「していたとして」、「している」と言えるでしょうか? 母親になって後悔してる 作者:オルナ・ドーナト 新潮社 Amazon 本書、訳書が出版された時点で私は既に母親でした(出版が公表された時点で母親になることが確定していました)。ゆ…

何かがズレている育児日記

それ自体をタイトルにする意味ある?(もう少しまともなタイトル書けよ) 産後の話(仕事など) 産後7ヶ月くらいから以前の仕事(非常勤なので週2日しかない)をやろうとしていたら、なんと3ヶ月の時点で声がかかった。 大学の補助業務なので肉体的な負荷は…

特に理由のない不安について

根拠のない予期をすることがある。最近(ここ数年)頻繁なものだと、「外出先でトイレに入ると個室で人が倒れているというシミュレーションをする」というもの。 まったくわけがわからない、理屈なしに直感的に「それ」が起こるような気がするのだ。喫茶店で…

日記 / 君を乗せて

おもちゃのオルゴールが、ジブリの有名なあの曲を流してくる。たくさんの灯が懐かしいのは、そのどれかひとつに君がいるから。どれにもいるから困るんだよなあ。記憶の容量は限られているのに、絶対にすべてを覚えてはいられない。 いつか懐かしむなんてこと…

小さな空間について

1ヶ月前に出産をした。 最近、行政のサービスを利用して産後ケア施設にショートステイをした。1泊2日を3回の予定で、ひとまず初回が終わったところだ。 私には、世に言う不仲などというほどではないとはいえ、実の親との間に多少の緊張関係がある。この親に…

人間を作るということ3: メンタル崩壊

喉元過ぎれば熱さを忘れるとはよくいったもので、今や激しい苦しさは忘れつつあります。しかし、今も不妊治療を続けておられる方の書き込みや胎児・乳児を亡くされた方のブログなどを読むと容易に涙が出ますし、コウノドリのようなエピソードを読んでもやは…

人間を作るということ: 不妊治療(高度生殖医療)について

年末に書く記事ではないような気がするがそんなことは一切気にしない。 というわけで、年末の締めくくりとして(???)1年半ほど続けた不妊治療について記録がてら書いていこうと思います。我ながら綺麗に治療をステップアップしたケースだと思っているの…

放送大学大学院修士全科生生活Vol.10

やっと10本めの記事ですね。2年間、とはいえまだ1年半なのですが、長いようで短いです。いや確実に短いです。 最近の研究事情 この1ヶ月で修論の初稿と研究会の発表と学会発表のオンデマンド用動画の作成に追われることになりました。どう考えてももっと早く…

メモ: 発達障害といわれて

「ですよね、納得です」と返した。 精神科を転院する 精神疾患を発症してから、恐らく最も長くお世話になったクリニックを転院した。医師と相性が悪かったとかではなく(そんなクリニックに6年半も通うことはできない)、転居のためだ。 少し不安だった。精…

200件目の記事・ふつうの日記

書きたいこともないけどそわそわするので日記を書く。 梅雨は調子が悪い 毎年そうだが今年はいよいよ悪い。IBS(過敏性腸症候群)を高校生くらいからもっているのだが年々悪化している。症状のコントロールは比較的容易なのだけど、梅雨やごく一時的な精神的…

誕生日 / 不安しかない、でも生きている

タイトルにすべて詰めた。もう本文もこれでいいくらいにすべてであるのだが、それでは何も残らないので少しは言い訳を書かねばならない。 先日、私は齢30となった。何度噛みしめても重い数字であるように思う。思うものの、29歳までの昨日(誕生日は日付で一…

放送大学大学院修士全科生生活Vol.2

こんにちは。1か月に1つ記事って多すぎちゃうんかと思うんですが、今回は進捗報告というより、自分の今の研究生活と展望についての日記を書いていきます。Twitterで放送大の大学院全科履修志望者をちらほら見かけるので、需要があるのではないかという勝手…

今年できたことできなかったこと来年の抱負

年末までにやるべきことの結果が大体出揃ったので、自分へのメモ(と圧力)も含めて記事を書きます。 できたこと 1.院試 放送大学の大学院に行くことになりました。 受験することを決めたのは昨年度で、前の職場を退職するときに多忙から解放されることが…

パート主婦半年経過の疲れた記

苦しいことについてあえて書こうと思った。 何より自分のためにだが、自分が苦しみ抜くことで誰かの支えとなればこれに勝る幸いはない。 以前に、こんな記事を書いた。 streptococcus.hatenablog.com ここからさらに3か月が経って、自分の状況ではなく、抱…

距離感について

深夜なので記事を書こうと思う。 私にとって距離感とはなにか 自分は人との距離が遠い。 20歳になる前からSNSやMMORPGをしていて人と心の距離が遠いことに慣れていたのもあるかもしれない。そういえば個人のウェブサイトも(流行りで面白そうだったので)や…

パート主婦3か月経過のちょっとした記

激務から解放されて完全に虚無になった人の記録。 空っぽになったようでまったく空っぽになってくれなかった 私は適応が遅い。 あんなに大変だった病棟勤務が終わって、突然放り出された。いや、突然すべてを辞めてしまうと完全に呆けてしまうことが予想され…

感傷的散文

真夜中なので感傷的になろうと思ったら夜が明けた。 長い長い夜が明けるように、この10年くらい、毎年わずかずつ体調がよくなってきた。 そうと書くくらい、自分と不調はいつも仲良しだった。 今は激しい精神の不調は鳴りを潜め、睡眠と食事とたまに募る苦し…

結婚して半年の記

まだ籍を入れてからは半年に至らないが、同居からは1年近く経過しているので、良しとしよう。 自分は人に生活を合わせるのが苦手だ。 いきなり負の側面から書いてしまうことに若干の抵抗はある。結婚生活は総じて幸福だが、自分自身の特性から逃れることはで…

結婚関連予定調整について

http://streptococcus.hatenablog.com/entry/2018/12/17/163610 前回記事では費用のみでいっぱいになってしまったので、今回は1年間の予定調整で大変だった部分を抜き出して書きます。 自分と伴侶はほとんど予定が合わない生活をしており、帰宅しても顔を合…

終わりの始まり

社会人(あえてこの言葉を使う)生活になってから、年度ごとに記事を書いてきた。でも、何故だか先が見えなくなってしまったのと、やる気がないのと、高校卒業から10年の区切りなのとで(それ自体にも意味はないが)、今回は違う記事を書こうと思った。 10年…

結婚関連経費について

ご無沙汰しております。無事に挙式と新婚旅行を終えましたので、半年以上かかった準備やその他のことについてメモがてら残しておこうかと思います。 具体的には、 ・挙式・転居関連費用とその用途について ・予定調整が必要かつ時間のかかる行事について こ…

独身最後の記事を書き損ねた

ので、これが伴侶を得て最初の記事となる。 ▼出来合いのおかずのような これが愚痴でないと言えば嘘になる。 愚痴でもあり弱音でもあり、耄碌した記憶の焼き直しでもあり惚気でもある。最悪だ。だからこそ今書こう。 ▼ そもそも伴侶を得るということはどうい…

結婚準備編(〜3ヶ月前)

http://streptococcus.hatenablog.com/entry/2018/07/10/211651 新居編とかはこちら。 さて今回は実際に結婚前にやったことをまとめます。前回とちょっとだけ内容かぶりますが。式を定める前に転居したので実は式から起算すると時系列が逆なのですが、とりあ…

同居生活2週間の記とか結婚式準備にまつわるあれこれ

情報案内記事ではないのでほぼ日記です。すまん。あと忙しくてこの2週間の記憶がないので忘備録を兼ねています。 お品書きはこんな感じです。ちなみに1番頑張って書いたのは結婚式準備編です。伝われ! 同居にまつわるあれこれ 家計管理・スケジュール管理…

成熟と未成熟と、愚者であることについて

まとまった文章を書きたくなったのでこちらに。 さいきん、人のことを『成熟しているなあ』と思うことが増えた。この成熟と、未成熟とはなにかについて考えたい。 まず、実年齢はたいして関係ない。いい意味でも悪い意味でも、未成熟なところを残したまま生…

個人的なもやもや:放送大学と文化的再生産とメリトクラシー

日記です。誰が何と言おうと。 昨日、放送大学の面接授業をひとつ受けてきました(心理学実験のうち認知心理学に属するもの)。それから、語学学校にいま通っています。勿論本業も変わらず続けています。 放送大学の姿勢・授業のチョイス(放送大学エキスパ…