毒素感傷文

院生生活とか、読書の感想とかその他とか

そろそろ学位が欲しくなってきたんじゃないかい?

なんだこのふざけたタイトルは。

 

 

放送大の積み上げ単位で情報工学の学位を取れるらしいな?

昨日ひょんなことからこんな記事を読んでしまいました。

note.com

不肖ながらわたくし、放送大を編入・卒業し、修士課程も修了し、ついでに学位授与機構で看護の学位まで持っていながら、情報工学の学位をとれることを露ほどもしりませんでした。

そんなにガチガチの理系ではないし。そもそも意識したことありませんでした。が。

「そういえば放送大のエキスパート(科目群履修認証制度)とるために死ぬほど頑張った記憶あるな。」

と、思い出して過去のエキスパートを....関係ありそうなやつ...「社会数学」「計算機科学の基礎」「データサイエンス」あたりか?そう、なんだか放送大での目標がなくて何をしたらいいかわからないときに「それまでに溜めた単位にいくつか足すとこういうプランをクリアできる」という人参ぶら下げられた馬になれる裏カリキュラムみたいなものがあったんです(今もありますが、社会数学や計算機科学の基礎はもう廃盤になる予定)…それを探してみて…ですね…

https://www.ouj.ac.jp/booklet/2024/22_2024_expert_A4.pdf

 

このときとった単位は嘘つかねえ!と一念発起し、一旦終了してしまっていた学部時代のアカウントにログインして成績表を採掘してきました。出るわ出るわ。

 

以下、学位授与機構が求める「学士(工学)」における情報工学分野の科目、に私が所持している放送大の単位を充当したもの。

記事冒頭のリンク先を参考にしたものです。学位授与機構、要項はざっくり示すものの「じゃあこの大学のこの授業が必要単位に該当します」とは教えてくれないのでね…。

 

自分が関わる学位申請の条件はざっくりいうと、

  1. 現在大学の学部に正規生で所属していないこと(科目履修とかは🆗)
  2. 専門科目+関連科目含めて62単位、他の一般科目62単位で合計124単位以上
  3. 上記の単位のうち、学位授与機構で既に別の学位の認定を受けている場合、前の学位申請時から追加で16単位(うち1科目は専門科目)を新たに取得していること
  4. 外国語の単位を含む
  5. 大学院の授業を入れても🆗

…くらいでしょうか。2020年度に看護の学位を申請している(=2020年度以降の取得単位が16単位以上あればよい)なので、大体認定されそうでした。あとは外国語の単位ですが、これに関しては放送大では授業を受けていないので看護のときは卒業した専門学校の単位を使用しています。

確認すると、どうやら私は現時点までに放送大の学部の単位を120単位ほど履修+大学院で28単位(修論の研究指導は別)を取得していたので124単位の数だけなら満たすようなのですが、これだけだと外国語が足りないゆえにそれだけのために専門学校の単位を取り寄せるか否かといったところです。

最早授業受けたほうが早いのでは...(放送大ハック脳並みの感想)。

 

さて上記の要件はともかく、情報工学が要求する科目について実際に埋めていきました。カウントはオンライン科目だと1科目1単位のものもありますが、放送授業は大体全部2単位です。なので合計20科目以上あればざっくり🆗。

 

 

専門科目(40 単位以上)

情報工学基礎に関する科目(4単位以上)
  • デジタル情報と符号の理論(’13)
  • 計算の科学と手引き(’19)
  • 記号論理学(’14)

 

○計算機システムに関する科目(4単位以上)
  • コンピュータの動作と管理(’17)
  • データベース(’17)
  • コンピュータとソフトウェア(’18) 

 

○情報処理に関する科目(4単位以上)

 

○電気電子・通信・システムに関する科目
  • (放送大ではコンピュータ通信概論くらいしか該当科目なし)、未履修

 

【B群(演習・実験・実習科目)】(6単位以上)
  • 習得科目なし

 

関連科目(4単位以上) ◇工学の基礎となる科目

 

◇工学及び周辺技術等に関する科目
  • ソーシャルシティ(’17)
  • 進化する情報社会(’15)
  • 身近な統計(’18) 
  • 比較認知科学(’17) 
  • 経営情報学入門(’19)
  • マーケティング論(’17)
  • 色と形を探究する(’17)
  • 音を追究する(’16) 
  • 心理学研究法(’14)
  • 交通心理学(’17)
  • 産業とデザイン(’12)
  • ヘルスリサーチの方法論(’19) 
  • 心理・教育統計法特論(’15)

上記2つの赤字は大学院の科目。

実際に認定されているという情報がないので、入れるとしたらここかも?くらいです。

 

んん?あれ?これいけるんじゃないか…?いくか!



思い立ったら即行動(ただの衝動癖)。

自分のこれまでトライしてきたもので最低限なんとかなりそうなものを選んでみましたが、来期ヒイヒイ言っている姿が目に見える。なんなら落とすことも見越して選科履修生(半年でなく1年の履修)にしました。

ちなみにこのキャプチャを見返して、さきほど「コンピュータ通信概論」を入れ忘れていたことに気がつきました。1回まで修正可能なので追加できたものの、こういうちょっとした物忘れが致命的になるパターンわりとよく経験してきてる気がします(愚か)。

 

ついでに今までにとった学位その他の年次を思い出してみた。

2017年に初めて放送大の門戸を叩いてから、かれこれ8年目になりました。

誰かの参考になるかはわかりませんが、学位や資格取得に加えて放送大エキスパートなるものの要件を大体どんな年次で集めてきたのかを書き出してみました。今までにも半期ごとの放送大学部記事でメモがてらに書いてはきたんですがね。

 

 

ちなみに当時の勤務状況や家庭での出来事についてはこんな感じ。

  • 2017-2018年度:フルタイム勤務+学部編入
  • 2019年度:ただの非常勤(と院試)
  • 2020-2021年度:修士課程(と非常勤+不妊治療/妊娠出産)+学会発表×2
  • 2022年度:非常勤+乳児育児+診療情報管理士試験
  • 2023年度:非常勤(転職)+育児+学会発表
  • 2024年度:育児+出産2nd+論文投稿(筆頭+共著)という感じです。

2019年度が一番何してたんだって感じですが、下記の通り修行(苦行?)のように数学・情報学関連科目をやってエキスパート用の科目(とはいえ院試や研究にも関わる内容の単位)を集めていたわけですね。

 

学士(教養):2017-2018年度

普通に学部卒するだけなので編入して修了。当時は認定心理士の科目を網羅しつつ教養の学位看護の学位申請(こちらは学位授与機構)をすることが目的だったので、心理系の科目がメイン。とはいえ、臨床心理には興味がなかったので認知心理・情報学・社会学系の科目もぼちぼちとっていきました。取得単位に関しては、COVID-19流行以前だったので試験はすべて学習センターで行われており、当時の夜勤ありフルタイム勤務との兼ね合いもあってめちゃくちゃ試験時間表とにらめっこしました。分野が離れていると試験時間がかぶってしまって受けられない授業も当時はたくさんありました。

後述の「放送大学エキスパート」システムにまんまとつられて「人にやさしいメディアデザイン」「現代社会の探究」あたりの内容がわかれば嬉しいかもという感じでそちらを履修しつつ卒業。

 

学士(看護):2017-2019年度(学習成果レポート・試験は2020年度)

こちらも勤務と試験時間をやりくりしつつ。なかなかとれない科目があ1-2科目あり、結局放送大卒業の次年度でやっと単位が集まりました。自分の卒業校からも成績表を取り寄せ、さらに学修成果レポートをモリっと書いたらCOVID-19流行開始。結局試験を受けられたのは2020年秋、学位記が届いたのは2021年になってからだったと思います。足掛け4年。

 

認定心理士:2017-2019年度

2017-2018年度フルタイム勤務のため面接授業をなかなか受けられず、1単位だけ残したままで結局卒後になりました。

 

修士(学術):2020-2021年度(単位取得は2019下半期-)

普通に入学して普通に修了。科目履修することで卒業要件単位を満たせるので、半年前から履修開始。いちばん学生らしい生活をしていたのが2019年かも。

そして個人的なことながら、2021年度は不妊治療→妊娠→出産が詰め込まれた年でもあり、タイミングを縫うようにして学会発表やら修論・口頭試問を終えました。

 

特定行為共通科目:2019-2024年度

最近になってようやく必要単位を揃えましたが、こちらは看護師特有の上位資格(?)の前提になる科目です。本来は看護師資格による「診療の補助」の内容を超える部分を、医師の負担軽減などの思惑から一部許容するものです。

診療看護師などとはまた別の資格ですが、個人的な勉強のため&大学院の他の科目にあまり魅力がなかったのでなんとなくとりました。

 

診療情報管理士:2021-2022年度

コレ放送大何も関係ないんですけれども、民間資格です。

若干統計が入るのと、情報系の知識も少し必要になってくる資格で、今後大規模な病院では必要になってくるであろうと思われる院内データアナリスト&マネージャー的なポジションの能力を証明するものです。ぶっちゃけ実務で使わないと多分あんまり意味ないんですがこれも勉強のためにとりました。

 

放送大学エキスパート

  • 現代社会の探究(2017-2018)
  • 人にやさしいメディアデザイン(2017-2018)
  • 社会数学(2018-2020)
  • 計算機科学の基礎(2019-2020)
  • データサイエンス(2017-2020)
  • データサイエンスアドバンス(2017-)
  • データサイエンスリテラシ(2017-)

新しい科目履修制度を見ていると、どうも「データサイエンスリテラシ」は1科目、「データサイエンスアドバンス」は3科目ほど履修すると取れそうです。取るかどうかはともかく。

文科省が大学間共通で出している、「数理 ・ データサイエンス ・ AI教育プログラム 」のリテラシー/応用基礎レベルに相当するようで。とったから何というわけでもないのですが、パッケージ化された学習大好きマンなのでそのうち取るかもしれません。

 

学士(工学):2017-2024年度?

...になるかどうかは不明。

 

 

おわりに

振り返ってみると、「過去に積み上げていた単位を使えることに気付いて別のものをとる」というのをよくやっているようです。

2017年から数えて平均すると2年に1つ学位を取得するマシーンみたいになっていますが、「学んだことの証明」というのはなんにせよ嬉しいものです。

 

久しぶりに学びのマンネリから脱出できそうなので、折角なので頑張ってみようと思います。

生温かく見守ってやっていただけますと幸いです、どうぞよろしくお願いします(誰向け?)。

 

 

 

...という、出産予定日5日前の深夜の記事でした。

 

誰のって?もちろん私のだよ!