毒素感傷文

院生生活とか、読書の感想とかその他とか

放送大学大学院修士全科生生活Vol.10

やっと10本めの記事ですね。2年間、とはいえまだ1年半なのですが、長いようで短いです。いや確実に短いです。

 

 

 

最近の研究事情

この1ヶ月で修論の初稿と研究会の発表と学会発表のオンデマンド用動画の作成に追われることになりました。どう考えてももっと早くにやっておけよという話なのですが、言い訳は後述します。

 

こないだ院試が終わり、ようやく落ち着いて修論に腰を据えて取り組めるようになりました。

 

 

他分野の研究会へ

今は自主参加の読書会や勉強会がないので、他分野の先生が主催されている研究会に参加しています。放送大学も完全に無縁で、たまたまTwitterで募集を見かけて参加しました。Twitter万歳

自分が勉強のために読んでいる本の訳者の先生による解説をもとにディスカッションをする研究会なのですが、参加者はほとんど某分野の講師〜教授クラスの先生方ばかりで院生はじぶんひとりでした。そんなんありか。

めちゃくちゃ勉強になりますし、そこで一度発表の機会をいただけることになって大変緊張していますが有難い機会なのでコメントなどいただくつもりです。自分の所属の研究室は自分の研究テーマと完全に合致しているわけではないので(そもそも健康科学関連分野ではそんな研究室もあまりない研究だとも思う)、偶然とはいえ幸運でした。修論までのラストスパートを頑張り抜きたいものです。

 

 

 

後期がはじまる

大学の非常勤の後期がはじまりました。引っ越しをしたので介護施設を辞め、大学に専念しています。授業に関われるのは勉強になりますし、研究の傍ら臨床業務を離れてしまう代わりに得られたよい機会だと思って取り組んでいます。

このブログを読まれている方の中に私の分野の学生さんもおられるかと可能性がありますので詳細には言及しませんが、授業づくりから実施とフィードバックまで見られるこの環境は自分にはとても適していると感じています。

週に2日ほど授業に出ているので、修論の忙しさとちょうどバランスが取れているくらいです。後述の理由により若干ハードすぎるきらいはありますが。

 

 

この数年についての言い訳

あまり重々しくしたくないのであえて院生生活の記事にまとめて書いてしまうのですが、M0の終盤くらいから不妊治療をしていました。通院の時間的負担や処置に伴う身体的負担が大きくて、臨床業務をフルタイムでしていなくて良かったと思うばかりです。

結局これに関してはかなり侵襲的な検査や治療を要して、なおかつ時間もかかりました。もっとかかる人も世にはたくさんおられるので、自分は比較的マシな方だったのかもしれません。それでも自分にとっては暗闇の中手探りで進むような感覚で、精神的な負担は常に重くのしかかっていました。

また機会と需要があれば別建てで記事を書くかもしれません。

 

そしてM2の夏に治療が功を奏して、現在は妊娠6ヶ月の半ばです。7月以降、9月の半ばくらいまでつわりが続いたので、実はこの期間ほとんど研究や院試関連の準備はできていません。本当に最小限、なんとか予定に合わせて乗り切るためにやっていたような感じです。

出産前の修論の提出と口頭試問、全然できなかった院試、半ば放置している共同研究などなど悩みは尽きませんが、自分の人生は自分の人生として大事にしたいのでこういう選択に踏み切りました。こんな状況で博士課程なんて(そもそも行けるとも決まっていませんが)馬鹿げているかもしれませんがそれもある種のタイミングが合致したからで、やはり今しかないのです。

結局臨床からは長く離れることになりそうで不安もありますが、仮に博士課程に行けなくても暫くは非常勤などで凌いで臨床ないし教育の経験を絶やさないようにはしたいと考えています。

 

私事なので大したことでもないのですが、放送大にいるとこんな生活の両立も可能であることは示しておきたいなと思い、このタイミングで書くことになりました。なんとか修了まで漕ぎ着けたいものです。

 

次回の記事は学会発表が終わって修論提出の前後くらいに書けたらよいなと思います。その前に院試の合格報告ができるとよいのですが、正直まったく自信はなくて、8割がた落ちているんじゃないかなあという気持ちでいっぱいです。

 

 

いつものような前向きさがかけらもない記事になってしまいましたがたまにはこんなのも良いでしょう。ではでは。