毒素感傷文

院生生活とか、読書の感想とかその他とか

男もすなるpairsというものを

女もしてみむとてするなり。

 

 

多少歪んだ動機ながらもマッチングアプリなるものをやってみた

自分は引きこもりのコミュ障である。なおbarとかにいくと威勢がいい(というかよく喋る)。つまり大多数になった途端に喋らなくなったり、場の維持に努めようと奔走するタイプのコミュ障です。仕事に疲れています(そりゃあね)。大体いつも働いています。

というわけで、「出会い」...もまあ副産物としてはいいのかも知れませんが、「気の合うひとってどうやって探すんだっけ?」「自分に仕事以外社会的な所属はないのか?」と色々悩んだ結果、世で有名なマッチングアプリをやってみようという不純な選択をすることと相成りました。正直マッチングはできなくても全然いいやというか、むしろ気の合うひとなんてどう考えてもTwitterの方が集まりやすい(自分の思考がだだもれ)なので、いわゆる『普通の人』体験をしてみたさもあってやってみたのです。

 

 

 

pairsの基本システム

...は、ほかのブログサイトなんかにもたくさん転がっているのでそちらをご参照いただきたい。Facebook登録(連携するわけではない)+身元確認で、基本内容となる「いいね!」(マッチングの基盤となるもの)とダイレクトメッセージのやりとりができるようになります。

ここなんかが詳しいですしサイトとしても見やすいように思います。まあ皆さんよくご存じかも知れませんが一応載せておきましょう。

kon-c.com

 

登録すると、大体の項目を充実させることになります。

いいね!された際にまず目に入るものは、

・プロフィール写真(アイコン)

・ひとこと(数十字)

・年齢/居住地

・年収(1000万円未満は200万円区切り)/職業(職種)

・身長/血液型

です。つまりこのあたりの第一印象でページをめくるか否かも結構マッチングには関わるなあと思いました。

 

マッチングは、どうやら課金によりいいね!を送ると同時にメッセージを送ることもできるようですが基本的にはいいね!をお互いに送りマッチングが成立しないと実際に言葉を交わすことができません。これが結構ニクいシステムやなあと思います。古き時代のmixiをちょっと思い出しました(マイミクにならないと限定公開の日記なんかは読めないので)。あるいは鍵付きtwitterでもいいかも知れません。

とにかく、その人自身と関わりたければまずプロフィールで勝負しなければならないのです。これは男性も女性も同じでしょう。

それから、実際に女性として登録してみての感想ですがめっちゃいいねがきます

正直、こちらからマッチング相手を探す余裕はありません。なお、相手を探すとなるとページでマッチング度合いが出ます。こちらが相手に望む条件を最初に入力したり、性格であてはまる項目を選んだり、mixiみたいにコミュニティに参加してそれのかぶっている度合いなんかで判断されるようです。

 

別のサイトで読んだところによると、女性のいいね!は男性のいいね!の1/10だそうです。むしろ男性で女性から自発的に(つまり最初から)いいねがたくさんくる方は、よほど条件がいいと思われていると考えていただいてよいのではないでしょうか。

 

 

 

いいね!いいね!いいね?!

もうそれ本当にいいねって思っているのかというくらいいいねきました。

いや実際マッチングする気はそんなにないのだと思います。

昔読んだこのブログを思い出しまして、今覗いてみましたが恐ろしい世界でした

syugougirl.blog.fc2.com

結構このひとたちのtwitterアカウントもキラキラしていてあまり参考にはならないので、まあペアーズのシステムをざっと把握するために使ってみました。

3日間、72時間やってみて地方都市在住で100いいね弱。足跡を見てみると、700余りついていました。つまり6/7以上にスルーされた地雷ともいえますが、そもそも私はマッチングの難度をあげて臨みたかったので(いいねを稼ぐためにやっているのではないので)このようなものかも知れません。

ちなみに足跡をいま覗いてみると、他府県の方が多い印象でした。つまり覗くだけ覗いてみたけど、現実として妥当性はないというものですね。

 

 

自分はどのような視点で見ていたのか

さて、100いいねともなるともう目が追い付かなくなります。マッチングするかどうかもちょっと悩みます。なので、人間関係としてこれはどうかと思いますが「人間関係を築くかどうか、コミュニケーションを取りたいかどうか」を選択することになります。

話す前から人間ははじかれるのです。外見ならまだしも、スペックで。むごい。

で、スペックといっても自分は何をどう判断したのだろう?というのを改めて振り返ってみました。

 

人のことをああだこうだいう前に自分のものをある程度ここに書いておきます。

・年齢(25前後としておきましょう)

・年収(400~600万円のレンジに入りました)

・業種(専門職ですね)

あたりがぱっと表示される情報でしょうか。アイコンは風景写真なので顔出しておりません。

あとは細かい設定や自己紹介文は結構きっちり書きました。

何せ自分はウェイウェイする人苦手なので、大人しくてインドアやと!あと本はたくさん読みますと!映画もニッチなのばかり見ていると!地雷ですね。完全に地雷です。ありがとうございました。

 

相手の情報にあたって、まずどうでもよかったものを書いていきます。

・血液型;輸血でもするのか

・身長;結構190cm近い人がいてびっくりしましたが身長にはほとんど興味がありません。高ければいいってものじゃない。スタイルは会ってみないとわからないですし

・デートの費用;どうでもいい。なにせほとんどの人とはお付き合いすることにはならないわけですから、こちらも支払うべきものを出すべきというスタンスです

 

そして重視というか判断材料になったものを。

①年収と年齢、職業と学歴の連動性

若ければまだ稼げないのは当たり前です。でも年なみになって、例えば30代にもなっていたら、いっぱしに働けるはずです。それが相関していない場合は社会性に問題があるとか人生設計に著しい問題がある可能性があるなと思い、除外しました。

それから、会社経営などでウン1000万の年収であるものの40代の方も現実を見てくれと思い除外しております。友人には男女問わず40前後の方がいらっしゃいますし仲もよいですが、新しく(それも親密になるのを目的として)知り合うのにその条件はつらいです。Twitterで話しかけてください。

②面白い職業かどうか

造園業、芸術系(芸大卒)とかはやっぱり目は惹きました(マッチングしたとはいってない)。反対に、職種:上場企業 ってなんだよ...と思ったりはしました。これは自分が専門職だから思ってしまうことであり、おそらく大切な情報なのでしょう。こと結婚を考えるのであれば。当たり前ですが、長年の友人が一時的に無職になったとしても厭いませんがこれから初めて出会う人が職に困っているという状況は関わりたくはありませんよね。しかるべきところにいけ。職安とか病院だ。外来で会おうな✌(煽っていくスタイル

③体型

自分が細身で筋肉質なため、画像上著しくぽっちゃりしているないし健康が心配になる方はご遠慮いたしました。自分よりBMIが低くないととはいいませんが(自分がかなり低いので健康を害する恐れがある)、体脂肪率が高そうなのはちょっと、とは思います。私自身は、今はまったく注意を払っていないので20~25%くらいあるはずです。女性の平均(標準やせがた)くらいです。なので、平均以上に体脂肪率がありそうな方は将来性に不安があると思い除外です。

④お住まいの土地

現在お住まいの土地があまりに遠い方はご遠慮した覚えがあります。

⑤表情

不細工かどうかはそんなに気にしませんでした。むしろ、人に撮られた写真を載せている方が多かったので、楽しそうな顔をしているかどうかをよく見ていた気がします。で、大体野放図に楽しそうな人は除外しました。ひどいや。

自分自身があまり開放的な人間ではないので、そういう方とは気が合わんだろうと思ったのです。大変失礼いたしました。

 

なお条件としては、①と⑤で除外してしまった方が多かったことを申し添えておきます。実際には、学歴に対して見合う態度がプロフィールから見受けられるかどうかとか色々感覚的な要素がたくさん入ってしまったのでここには書ききれず割愛させていただきます。

 

 

マッチング後が問題だった

上記除外条件をすり抜けた方にいいねをお返ししました。なお途中からかなり目が厳しくなり、話すくらいええやん...という方も結構スルーしました。

で、マッチングしても最初の3日間は自分からのメッセージなんてとてもじゃないですが返せる状態ではありませんでした。普通に仕事をしていたので、仕事の合間になんとなくアプリを開くと10件以上のいいねがきているので上記選別を行わなければならないという状況に追われていたのです。

世のpairs常連男性がたはこの現状をぜひとも知っていただきたい。

 

マッチングは結構たくさん成立させましたが、メッセージのやりとりが続きそうなのはいまのところ10名以下です。

何故ならみなさんコミュニケーションがそんなに上手ではなかったので。

 

私の場合、こちらが潜在的にもっている条件として

①それなりに忙しいし、率先して出会いたいわけではない(やりとりそのものに興味があった)

②趣味がニッチである

③会話によって無意識に相手の文化的な習熟度を測っている

という側面がありました。つまり、ほとんどの場合はマッチングで無理というより会話で無理になるのです。この人とは話が通じないぞ、と。そして話すまでもなくなるのです。

 

こちらが仕事の合間にいいね!の中身から相手のプロフィールを見に行っている間に、マッチングした別のお相手からメッセージがきています。

 

「難しそうな趣味ですね!」

誰 が 返 事 す る も ん か。

 

マッチングは私の場合は相手への全面的な許容ではなく、むしろそこからが勝負だった感じはあります。勿論こんなに上から目線で批判するからには礼は尽くしますし、相手の興味がどこに向いているかにも注意を払います。20~30代の男性となると働き盛りなので、仕事を楽しんでいるかどうかにも少し水を向けます。

この向けた水に反応してくれるかどうかを私は見ておりました。

自分のことを語る気はそんなになかったので、相手の人柄を判断するに必要な情報をこちらが欲していることに相手が気づくかどうかといったところでしょうか。

 

 

 

結論を申し上げますと、

3日目にして疲れました。もうTwitterに戻りたいです。