毒素感傷文

院生生活とか、読書の感想とかその他とか

2018年映画あれこれ

1.シューマンズ・バー・ブック


伝説のバーマンが原点を探す旅に/映画『シューマンズ バー ブック』予告編

撮り方がめちゃきれいです。

予告の通り、著名なバーテンダーであり各国にバーをもつオーナーでもあるシューマン氏のドキュメンタリー。

鮮やかなスーツの似合うとても大柄な氏が街を歩き、バーを訪ねる様がいちいちかっこいいです。

 

2.ピアソラ 永遠のリベルタンゴ


映画『ピアソラ 永遠のリベルタンゴ』予告編

世界的に有名なバンドネオン奏者、ピアソラについてのドキュメンタリー。

「タンゴではない」と貶められた過去から、ニューヨークでデビューするまでも収録されています。タンゴかっこいい。

 

3.ジェイン・ジェイコブズ:ニューヨーク都市計画革命


映画『ジェイン・ジェイコブズ:ニューヨーク都市計画革命』予告編

かつての下町らしい風景を打ち壊し、幹線道路を通し、貧困層向け住宅の区画を作ろうとしたロバート・モーゼスに対抗したジャーナリストのドキュメンタリーです。

アカデミックな素養はなく、主観による記述も多くみられるものの、彼女の活動は目を瞠るものがあります。そして実際に、都市計画に大規模な変更あるいは中止をもたらしたのでした。

下の本をずっと読もうと思っていたのですが、直前に映画を観終わってしまいました(本もよかったですが、分厚いのでなかなか手に取りにくいと思います)。

アメリカ大都市の死と生

アメリカ大都市の死と生

 

 

4.サファリ

youtu.be

観光産業・娯楽としての狩猟と、それを支える現地人。

管理された区域で、密漁ではなく正規のハンターとしての活動を追います。

動物愛護や環境倫理について、両面から考えることができると思います。

 

5.ザ・スクエア 思いやりの領域


映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』予告編

シュール...ただただシュール...

現代美術館のキュレーターについての話なんですが、人間の善意をことごとく裏切ります。かっこつけてばかりはいられない。

 

6.ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書


メリル・ストリープ、トム・ハンクスが初共演 映画「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」予告編

これはよかったです...

かつての栄光は消え、今や小さな新聞社にすぎなかったワシントン・ポストの女性社長が”新聞”の大義を背負って奮闘する話です。

自分ではうまく言い表せないのとネタバレになるのとで言及が少なくなってしまうのですが、おすすめです。

 

7.シェイプ・オブ・ウォーター


『シェイプ・オブ・ウォーター』日本版予告編

飲み屋のおじさんから「この映画の女優に(雰囲気が)似てる」と言われて観にいきました...。出来は可もなく不可もなく(自分にとっては)。

あと途中で出てくる緑色のケーキ、当時のスターバックスのタルトにそっくりで「スタバはオマージュなのかな...」と思ったりしました(そんなことはないと思う

 

8.ウイスキーと2人の花嫁


映画『ウイスキーと2人の花嫁』予告編

第一次世界大戦中、アイルランドでの実話を元にした映画です。ウイスキー好きなので見るべしと思って観に行きました...

基本的に使われている音楽が民族音楽調なので、ケルト音楽好きな人は好きかも。

 

9.修道士は沈黙する


映画『修道士は沈黙する』予告編

雰囲気映画です。よくわからんけど景色はきれいです

 

10.娼年


松坂桃李が妥協のない性描写に挑戦!『娼年』予告編

10年以上前に石田衣良の原作を読みました。この話が好きで好きで、映画化ときいてがっかりするかもしれんなあと構えてから行ったのですが、悪くはなかったと思います。

あと途中でちょっと笑うシーンがあります(映画館で噴き出している人がいた)