毒素感傷文

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結婚関連経費について

ご無沙汰しております。無事に挙式と新婚旅行を終えましたので、半年以上かかった準備やその他のことについてメモがてら残しておこうかと思います。

具体的には、

・挙式・転居関連費用とその用途について

・予定調整が必要かつ時間のかかる行事について

この2点を優先しようかと。

 

なぜこれを書こうと思ったかというと、結婚を決定してから1年、取捨選択の連続であり他人との折衝の連続であり、また仕事と違って個人的な人生の目標や生活の変更を強いられたからです。自分の意思決定が、少しでも誰かの参考になれば嬉しいです。

 

ちなみに結婚や同居にあたって優先した事柄や基本的なコンセプトは別記事にも書いておりますので、気になる方はお目通しいただけますと幸いです。

streptococcus.hatenablog.com

 ↑引っ越し直後に書いた記事です。結婚式場選びの理由が少し書かれています。

streptococcus.hatenablog.com

↑親族イベントや挙式に関してすることしないことを時系列に書いています。

下記記事に書かれていないことがあれば、もっぱらこの2つの記事がカバーしていると思います。 

 

 

諸費用について

最初から飛ばしておりますが、具体的な話から始められる方がわかりやすいので金額についての話をします。

因みに我が家のコンセプトは、「時短」と「無駄なものは買わない」「不要な支出はしないが、必要な経費は惜しまない」です。

 

1.同居に際して発生する費用

①家関連費用

敷金礼金、初回家賃前払い、火災保険や保証会社への支払い、仲介業者への支払い、引っ越し業者(2名同時・1K2部屋から2LDK)への支払い

…60万円弱(街中なので割高ではあります)

これに関しては元になる家賃や地域差により結構上下するのであまり参考にならないかと思います。

②家具家電関連費用

カーテン、電灯、エアコン1基(ついていなかったので)、食洗機、ダイニングテーブル・椅子

…20-25万くらい

大型の家具や家電は可能な限り使い続けられるものを使う方針で転居しています。洗濯機、冷蔵庫、オーブンレンジなどなど。このあたりを買い換えると+20万くらいすぐ乗ってしまいそうです(ものにもよりますが)。

個人的なオススメですが、ただでさえ転居も挙式もお金がかかるので、とりあえずの仮住まいには最低限(そして購入するのであればそれなりに長く使えそうなものを考慮して)でよいのではないかという印象でした。

 

上記①はそれなりに短期間で必要となりますが、②については2-3ヶ月生活しながら徐々に集めました。引っ越し前の貯蓄は勿論あった方がいいですが、家のスペースや居住者の生活を考慮すると最初にあれもこれもと集めるのはリスクが高いなと。

 

2.挙式・結婚指輪・対親族経費

一応今回のメインの話題(?)なので、何にどれだけかかったかだけではなく安くする方法についてもちょいちょい書いていくつもりです。

実際自分たちがかけた費用と、大体の相場とその変動幅、省略可否を書きます。

 

①挙式・会食
  • 式場選び:無料

無料相談カウンターに行き(大抵は無料ですが)、かつ試食会等を利用しなかったため無料でした。試食会・式場によっては、その場で決定しない場合は有料等の条件があるようです。

 

  • 挙婚費(基本的な挙式・会食のみの料金):20万弱

プランの中に、貸し衣装(洋装和装いずれか一着)・和装ないし洋装の着付け・メイク・ヘアメイクと挙式から披露宴までの基本費用が含まれます。お色直しは追加料金。

当日のチャペルまたは神殿の貸し切り、披露宴会場・親族控室等のスペース使用料がここに含まれます(契約の際に使用料がゼロになり、結局上記の値段に含まれます)。

電車の吊り広告などで紹介される「スマート婚」に代表される価格の安さはこの部分を抜粋したもので、なんらかの事情により夫婦2人のみかつ写真を希望しないなどの場合には最小の負担にすることも可能でしょう。

 

  • 初穂料:10万弱

神前式の場合は必要です。上記挙婚費とは別に(式場と神社は提携しているだけなので)費用が発生します。教会式の場合も、プランに含まれなければ教会に対して何らかの費用が発生する可能性はあります(人前式を前提とするプランは特に)。

 

  • 食費:20万(親族含め10名の場合)

披露宴の食費です。大人数の式で巨額になるのは大体ここが理由です。が、変えられる費用でもないため人数が決定しているのであれば固定費用です。人数が多ければ多いほど料理のグレードによる些細な値段の変動の影響を大きく受けるため、友人の挙式などで料理に愚痴を言う人は大体この辺りで計算されたのだと思ってください。

 

  • 当日の写真撮影:5万

親族の会食だけなので撮影は挙式のみ、前中後くらいの写真を撮ってもらうことにしました。データの受け渡しも込みです。撮影スタッフの方の神社出張費用を含めてこの程度でしたので、恐らく当日の撮影費用としては非常に安価であると思われます。

参考程度ですが、披露宴中の写真・データを含めると大体10万程度になり、ビデオを撮影してもらうと軽く20-30万程度追加です。式場によっては個人のビデオ撮影を禁止している式場もあるためご確認をば(私は親族によるビデオ撮影もお断りしましたが)

 

  • 前撮り:13万くらい

色打掛・ウエディングドレス(新郎は紋付袴・タキシード一式)両方のレンタルと着付け・ヘアメイク・メイク、写真撮影とデータ一式受け渡し料金がここに含まれます。挙式がシンプルなので前撮りは自由にやりたいという自分の希望と、会場側の提示したプランの相性がよかったので利用しました。内容がてんこもりの割には、これもそれなりにお安いです。

因みに会場の提供を使用せずにロケーション撮影のカメラマン等やレンタル衣装、メイクを手配して上記と同じようなことをした場合にどれくらいの金額がかかるのかはよくわかっておりません。20-30万くらいでしょうか…

 

  • 親族への着付けとヘアメイク・レンタル衣装・親族宿泊費(4名分)等:15万くらい

親族への配慮が必要であったために、このあたりは惜しみなく使う前提でした。和装・タキシードはレンタルも使用しましたし、持ち込みもありました。遠方からの親族のために宿も用意したので、大体これくらいです。ちなみに、親族は親族でご勝手にどうぞと言うことも勿論不可能ではないので、カップルによってはここの部分は限りなくゼロに近くなります。

 

  • 親族への引き出物、引き菓子:10万くらい(8名分)

 

  • 両親への花束、花嫁アテンダー料、介添人:計5万弱

後ろ2つの項目は新婦の美容に関する修繕、その他移動介助等をしてくれる方々です。当日は白無垢が重すぎてほとんど動ける状態ではないため、秘書さんのような存在が必要です…

  • その他雑費(会場の席次表や招待状等の紙もの・白無垢の綿帽子など):計5万弱

 

費用に関してはかなりの概算ですが大体これくらいです。相場より安かった部分については安いと書き、手をかけた(お金をかけた)部分にはそう書いています。

自分たちにとって必要だったので追加した部分について特記すべきことは、

  1. 神前式であること(人前式であると関係者が減るため費用は下がります)
  2. 和装であること(着付けが大変なので費用が上がる傾向)
  3. 親族の衣装・着付け等の美容、宿泊等の費用を請け負ったこと
  4. 引き出物をそれなりにいいものにしたこと
  5. 土日祝日の吉日を選んだこと(親族の都合上)

などがあります。

 逆に費用がかかっていないことについては

  1. 卓上装花・ブーケ・髪飾りに生花を使用していない(両親花束のみ、卓上の花については基本プランに含まれていたものを使用)
  2. ケーキ、司会料金、ビデオ、自己紹介ビデオ等が存在しない
  3. ウェルカムボードもめっちゃ適当(前撮りの写真を貼っただけ)
  4. フォトアルバムはデータをもらって勝手に作る予定

...くらいでしょうか。上記1-4を追加した場合、数十万の追加にはなります(特に生花とビデオ)。

もちろん家族会食なので必要なかったことですが。

 

なお、私たちのように家族会食をされる方々に対して費用を重視したうえで素敵な結婚式ができるなあと思ったのは、

  1. 少人数
  2. 会場のプランが提示する期日ぎりぎり(割引額が大きいです)
  3. 日付を選ばない場合(親族が都合をあわせてくれるならば)

で、京都で有名な料亭旅館を貸し切って挙式できるプランがありました。

実際に我々と同様のことを実行しようとした場合には追加料金が嵩んで似たような値段になるのだとは思われますが、「ここで(有名な料亭で、教会で、神社で)挙式したい!」という強い希望がおありであればどこを手抜きにするか考えるのも楽しいものです。

 

  • 新婦のみに必要であった経費について

前撮りドレス用:ドレス用インナー上下(3万くらい)

前撮り・当日和装用:肌襦袢・髪飾り(2万くらい)

前撮り・当日用顔面~肩回り剃毛(剃毛て)・マッサージ(計3万くらい)

というわけでなんやかやと私だけにかかった経費もありました。

この辺は自腹ですつらい。

 

②結婚指輪

他の記事には書きましたが、婚約指輪がなかったことと結婚指輪も仕事中はつけられないのでデザイン性のあるものを選びました。2名分で20万弱くらい。この辺りは選びどころがあるでしょうから、カップルによって差が出る部分ですね。

③対親族経費

親族会食に必要だった経費について。結納はしておりませんが顔合わせ会食を短期間に何度もする必要がありました。

組み合わせとして、

新郎新婦・新婦家族

新郎新婦・新郎母

新郎新婦・新郎母・新婦父母

新郎新婦・新郎父・新婦父母

というややこしい手続きを経ております。

このときの会食の費用は親族がもっていたりと不明瞭で私はタッチしていませんが、小噺として。実際には金額よりもスケジュール調整のほうが大変でした(後述)。

あと、自分の挙式までに新郎兄弟の挙式もあったのでそちらに私も参列しております。

結婚式後の内祝いについても終わっていないので、ここには書いておりません。

 

3.新婚旅行

いかない予定になっていましたが、勤め先の制度上必ず休みがもらえるので、国内旅行に行きました。費用としては20万くらいで伴侶の運転で真冬の日本海側を秘湯巡りするとかいうやらかしをして大変楽しかったです。ご飯もおいしかったですし。

ここも人によってプランが異なる部分なので(親族のみならば海外や国内リゾート挙式なんかも可能です)、スケジュールと相談になるかなあとは思います。

 

 

お金の話は大体ここまでです。

そして、ここまでの総額がざっと200万円を超えていることがおわかりでしょうか。

この出費は大体半年~1年以内に発生します。すべてまとめてではありませんが、やはり双方にある程度の貯蓄があったほうが現実的です。

 

結婚に際しては、親族(特に両親)からご祝儀などの援助が受けられますが、そうでない人もおられるかと思います。また、披露宴で職場の方や友人を招くと、予算は膨れます。自分たちがそういった大掛かりな挙式を望まなかったこともありますが、結果的に「人からのご祝儀をあてにする」という構図が自分はあまり好まなかったので、あくまで「実際の支払費用」を書いてみました。

 

 

別録:スケジュールと必要な時間について


ページトップにリンクを貼った記事(結婚式準備編)では大体のスケジュールを書きましたが、実際にスケジュールをこなしてみると、「トータルで何にどれくらいの時間がかかったか」と、「パートナーや親族とのスケジュール調整がどれくらい必要か」にかなり苦労しました。

特に自分たちは共働きで、かつ私は不規則勤務、伴侶は通常業務に加えて不定期の出張など家を不在にすることが多いので予定のすり合わせが大変なストレスでした。

ので、結婚関連イベントの時間的なコストについては別の記事に書きます。いち記事が長くなりすぎました…。