毒素感傷文

どうしようもなく感銘を受けてしまう日々のあれこれについて。

放送大学2018年度前期授業評

毎回やっている(やることにした)放送大学の科目履修の感想と、来期以降の履修計画です。個人のメモ書き程度。

講師陣は敬称略でご紹介しています、すみません。

 

心理系科目

専門)錯覚の科学(’14)菊池聡 評定:A

認定心理士の要件で唯一残っていた科目をようやくとりました。

認知心理学とよく似た内容なので正直これを別建ての科目にする必要はあったのか...と思ってしまうんですが、視覚に特化して錯視のメカニズムはさらに詳しく書いてあったかと思います。較べると、認知心理学は心理全般なので社会心理学における認知みたいな内容まで含まれます。錯覚の科学のほうが、「騙す手法」の物理的な面まで説明がありました。関連書籍は大量に読んであったので特になにか特別な対策をしなくてもAでした。

 

情報系科目

前期はあまりとっていなかった情報科目が増えました。単純に興味があるのもありますし、エキスパートプランの中に欲しいものがいくつかあるのでそれと関連させて。

専門)ユーザ調査法('16)黒須正明高橋秀明 評定:C

UI・UX系の測定どうやってやるかとか結構この本詳しいです。認知心理の内容も多分に含んでいましたが、認知科学・工学に至る内容や産業と絡む問題も含んで紹介されていていい教材だったと思います...成績が悪いのは単なる勉強不足です。

専門)コンピュータと人間の接点(’18)黒須正明・暦本純一 評定:A

上記のユーザ調査法とかなり似ていますが、計算機と人間の処理の違いや特徴などに特化した科目です。導入としてはこちらのほうがやさしく、馴染みやすいかなあとは思います。

導入)デジタル情報と符号の理論(’13)加藤浩 評定:C

これが今回いちばん苦労した科目です、持ち込み可能だったんですけどめちゃくちゃしんどかった..高校のとき数列も怪しいし行列はまったく手つかず、微積分もやっていないので教科書を隅から隅まで読んで過去問といて試験やりました、確実に落ちたろうと思っていたけどなぜかひっかかって単位を得てしまった。

信号・符号の伝送に関する話で情報のエントロピーとか間に挟みつつ今はやりのブロックチェーン技術がどうやってできているかみたいなところまで知れます、楽しいですが数弱には大変厳しい科目でした。これで終わったとはいわせない。

総合)進化する情報社会(’15)児玉晴男・小牧省三 評定:A〇

ICTの仕組み(ネットワークシステムの構築、地域におけるインフラ整備)からはじまり企業・行政における利用の実際、応用分野への展望という感じのいかにも総合科目らしい科目です。試験は持ち込み可だったのでA〇でした。

社会と産業系科目

今期いちばん多くとったコース科目。これでエキスパートプラン「社会探究」がほとんど揃いました。

導入)社会調査の基礎(’15)北川由紀彦・山北輝裕 評定:A〇

心理でいうところの「心理学研究法」のような感じの科目です。フィールド調査の倫理や測定方法についてなどなど... このあたりは心理学研究法とかぶる部分もあり、統計は嫌というほどやっているので試験が簡単なのもありおそらく全問正解したと思います。

導入)経済学入門(’13)西村理 評定:A〇

今期2番目に頑張った科目です。内容を理解したかという意味では1番頑張ったような気もします...持ち込み可の試験なんですが、過去問も難しいし教科書も入門ながらはじめて出会う内容も多くて難しいなあと思った覚えがあります。というか出題の仕方がちょっと難しいのもある。試験前せっせと頑張った甲斐があり評定はA〇でした。ちょっと嬉しいです。

導入)社会統計学入門(’12)林拓也 評定:A

前回の雪辱を果たしました...!持ち込み可なのに心理統計の勉強ばっかりしていて疎かになっていたため落としてしまったんですが(そして既に18年度の新しい授業がある)、試験日程が許したので受けました。無事にAでした(多分回帰分析の何かの計算を間違えた

専門)移動と定住の社会学(’16)北川由紀彦・丹野清人 評定:A〇

教科書を読んで今期いちばんよかったなあと思った科目がこちら。移動と定住、響きだけで選んだ面がなくもなかったのですが(あとエキスパートプランの必要条件だった)、移民政策の困難や外国人労働者の在り方についてはこの本で色々勉強になりました。移民だけでなく自国の労働力についても述べられていて教科書としてよくできていた印象です。

専門)都市と地域の社会学(’18)森岡淸志・北川由紀彦 評定:B

こっちは都市社会学です。ジンメルとかからはじまりシカゴ学派を経てほにゃほにゃ。本当はこちらほうが興味ある科目だったはずなのですが他の科目にかまけてあまり教科書読めていなかったので試験が難しかったです(そりゃそうだ

専門)産業とデザイン(’12)A〇

これも前回の雪辱を果たしたもの。評定A〇、何があったんやと思いますが特別な勉強はしませんでしたね...。ちなみに同名の科目はなくなってしまい、18年度からは「住まいの環境デザイン」というものが新設されています。

 

認定心理士について

再履修(社会統計学入門)も無事終え、新しい単元(錯覚の科学、ユーザ調査法)もとりました。あと面接科目「心理実験1」「臨床検査基礎実習」の2科目も受けて今回の半期は本当に結構忙しかったんだなあと思っております。しんどかったですがなんとかなりました。

これで、最低限の要件を満たすために必要なのは面接科目「心理実験2」のみです。日程の関係上受けられるかどうかはまだわからないのですが、放送大の卒業とこれをもって日本心理学会認定心理士となることができます。臨床心理士や公認心理師ではないので、業務に活かすことのできるものではありませんが、心理全般を広く学習したことを客観的に証明できるといった程度でしょうか。

 

来期とる科目

地域福祉の現状と課題(’18)

社会福祉の国際比較(’15)

社会福祉実践の理論と実際(’18)

社会保険のしくみと改革課題(’16)

家族と高齢社会の法(’17)

---このあたりまで全部福祉系

 

現代経済学(’13)

身近な統計(’18)

コンピュータとソフトウェア(’18)

入門微分積分(’16)

---こっちがエキスパートプラン用科目

 

何気に微積分入っているんですが自分はついていけるんでしょうか。がんばれ。

あと身近な統計は最初にとれよと言われそうですが試験のスケジュールにあわせて授業を取っていることもあり、ちょっと仕方ない部分もあります...

 

看護学の学士・放送大学修士課程について

来期の授業をこうすることで、看護学の学位取得がわりと目の前に迫ってきました。上記以外に指定の科目の中からあと2科目取得すると、学部卒業による教養の学位取得に加えて看護学の学位を学位授与機構に申請することが可能です。手続きがちょっと面倒で、これ以外に学習成果のレポートを提出しなければならないのですが、これ自体はなんとかなるかと思います。と、いうわけで来期が終わると卒業ですが、科目履修生として学部の他科目を履修しながら学位申請の準備をしつつ、放送大学修士課程全科履修生入学を考えております。コースはまだちょっと悩んでいますが...。ちなみに放送大は、学部は入試がありませんが修士課程は院試があります。来年夏。

 

エキスパートプラン

1.現代社会の探求 2.人にやさしいメディアのデザイン

残り「身近な統計」「現代経済学」のみで最短の取得可能。卒業時に申請できそうです。

3.計算機科学の基礎

来期の授業も含めて単位取得すると、あと5科目ほどで申請できます。「社会数学」と必要単位・受けたい授業がちょっとかぶっているのでとろうと思っています。

4.数学と社会

来期の授業をすべて単位取得した場合、「入門線型代数」を履修すると完成するプラン。数学ができるかは・・・わからん・・・・

5.データサイエンス(新設)

作られた時点で既に必要単位を半分ほど満たしているため、3の計算機科学の基礎とかぶる部分を履修してこちらも取得するのはアリです。別にプランを集めているわけではないのですが...こうも手広く学んでいると一体なにに興味があるのかブレてみえがちかなあと思いまして、名前のあるものを選んでいます。